デザイン界に大きな功績を残したコーア・クリントの後継者 Ole Wanscher(オーレ・ヴァンシャー)は、王立芸術アカデミーで師事したコ−ア・クリントの事務所で、1924年から27年まで仕事をし、その後家具デザイナーとして独立します。代表作のほとんどは、1940年から1950年代前半にかけて発表されており、機械生産が可能な高品質の家具が求められる中、この課題に真っ向から取り組み製品をデザインしていきました。また、欧州各国、エジプトを旅行し各地で家具デザインを研究し、そこで得たインスピレーションを家具にも取り入れています。さらに、ヴァンシャーは「家具の歴史概要(1941年)」、「家具の美学(1985年)」をはじめ家具に関する書物も多数執筆。家具を建築の一つとして捉えており、そのデザインは、プロポーションやフォルム、そして耐久性を重視したものばかりです。
Carl Hansen & Son(カール・ハンセン&サン) ハンス J.ウェグナーの代表作、Yチェアで有名なデンマークの家具メーカー。1908年創立当初はクラシックソファなどのオーダーメイドの木製家具を製作し、1950年にはウェグナーとのコラボレーションを開始し、Yチェア等の数々の名作シリーズを発表。伝統的なクラフツマンシップを受け継ぎつつも工場生産のメリットを取り入れた、木材本来の持ち味を大切にする良質でデザイン性に優れた北欧を代表する家具メーカーです。